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親の電話がとめられていたら?とるべきだった僕の解決策

何度かけても親に電話がつながらない

そもそも親の電話が止っている!

実家に訪問しても居留守を使われる・・・

親が老々介護の問題を抱えている・・・

自分の他にキーパーソンがいない

こんな問題を抱えているひといませんか?

僕の失敗体験から、少しでも問題解決に向けて前に進める対策をご紹介します!

高齢の親の通信手段となる電話が使用不能となっていたら?

携帯電話

すぐに現状の問題を把握、確認することをおすすめします

高齢者にとって社会と繋がるセーフティネットであると言える電話。

固定電話を維持している親世代はまだ経済的に余裕があると言えるのかもしれません。

しかし、実際は僕の親のように「携帯電話しか持っていない親」をお持ちのひとが多いのではないでしょうか?

もしあなたの親の携帯電話がいつの間にか止っていたら、それは重大な問題が噴出する直前の前兆」かもしれません。

仮に「親との関係が非常に悪く、むしろ好都合、」と思ってしまった方。この問題を放置することは、非常にリスクが伴い、最悪手に負えない程の問題に直面する恐れがあります。

高齢の親の電話が連絡もなく、いつの間にか止っていたら、すぐに現状の問題を把握、確認することをおすすめします。」

僕の実体験からの事例

公衆電話

急病の父がある日突然、公衆電話から電話をかけてきた

僕の亡くなった父親はサイト内の僕の記事にあるように、老後の生活設計がめちゃくちゃで、「父は最終的に連絡手段をなにも持っていない状況」でした

このため、癌が発見されたとき、母の介護・生活・老犬の世話・持ち家の残ったローン等でどうにもならなくなり、僕の携帯電話へ助けを求めてきたようです。

しかし僕の使用しているスマートフォンは公衆電話からの着信は「非通知」となってしまいます。

父は公衆電話から僕の携帯電話に電話をかけてきたため、非通知となっており、僕は電話に出ませんでした。この時、「父が留守番電話にメッセージを残していたのが幸い」でした。

「僕は非通知の電話には出ないので、メッセージがなければ、どのような問題が発生しているのか把握出来ずそのまま亡くなっていたかもしれません。そして事態はさらに、手がつけられなくほど最悪なケースとなったと思うとゾッとします。」

ちなみに僕の場合、父親宅へ訪問しても居留守を使われ、携帯電話が使用できていたときも最後の約1年間は全く電話にでないといった状況でした。

僕のようなケースを抱える人は、これからからどんどん増えていくとおもいます。このような場合は、弁護士・司法書士等専門家に早めに相談することをおすすめします。そして、まずは無料相談にのってくれる事務所を探すことををおすすめします。」

役所やケアマネジャー、地域包括では「解決の困難な負の遺産問題」は当然手に負えません。

結局家族がなんとかすることになり、まさに地獄をみることになりかねません。

特に遠方に住む高齢の親を持つひとは、問題が発生した場合、長距離の移動での時間と費用も大きな負担となります。「親との連絡手段を定期的に確認」し、「抱えている問題を早めに把握、確認」し、「早めに専門家に相談」することをおすすめします。

僕のとるべきだった対策

合鍵を作成しておくべきだった

古びた鍵

生活が破綻していた僕の亡くなった父親。「徐々に僕からの電話に出なくなり、最終的には音信不通」でした。

実家に様子を見にいくも、鍵がかかって常に居留守状態。お隣のお宅からも「いつも居留守だよ。」と。

この時に僕は「どうしょうもない、しょうがない・・・。」と諦めて帰宅してしまっていました。

電話にでない、居留守を使う。おそらく父は全てがどうでもよくなっていたのだと思います。

しかし、放置された問題は残念ながらキーパーソン、または家族に降りかかってきます!

電話にでない、居留守を使うなどの問題が発生する前に、「実家に入り問題を確認出来るよう合鍵を作成」しておくことをおすすめします!

親の持ち家の処分等に関し、学習しておくべきだった

沢山の本

電話が止る・・・。ということはよほど経済的に困窮していることが予想されます。ちなみに僕の亡くなった父は、このとき完全に生活が破綻していました。

未払いの電話料金・滞納している税金や滞納している家のローン・ゴミ屋敷となってしまっていた家の中。いままで蓋をしていた父の問題が一気にあふれ出し・・・。真っ青になったのを覚えています。

しかし、親の負の遺産問題なんて、いざとなれば「相続放棄」すればいいだけでしょ?と考えている人もいますよね?正直僕も、そう思うことで自分を安心させようとしていました。しかしはっきり言います。素人には手に負えない問題となると思います。

なかでも「親の持ち家の処分」は安易に考えていると、取り返しのつかない事態になる恐れがある問題です。

僕は運良く、実家のお隣の方から、良い司法書士を紹介してもらえました。しかし専門家からの、問題解決への話し合いに用いられる専門用語は非常に難しいです。そして「問題の内容を正しく理解しなければ、話し合いにもなりませんし、危険です。」

「固定電話や携帯電話が止るような状況にある親をお持ちの方は、早めに書籍でしっかり学習し対策することをおすすめします!」

この際、出来ればネットの情報でなく書籍をおすすめします。なぜなら、相続問題と不動産に強い専門家でないと解決できない場合があるのことです。(僕を担当してくださった司法書士の先生より)まずは起こりえるリスクをしっかり説明している書籍で、ある程度の知識を得てから専門家を選ぶことが重要です。

いつかは親は亡くなります。僕の両親のように、問題を抱えたまま亡くなる親は今の時代多いようです。(司法書士の先生より)

問題を放置するとどのような重大なリスクがあるのか。

しっかりと理解し、自分と自分の家族を守るために親の持ち家の処分に関し学習しておくことをおすすめします。

まとめ

亡くなった父は在宅で要介護4の母を介護していました。頑固な父は家や施設入所に関する僕のアドバイスをうるさく思っていたようで、関係はどんどん悪化しました。(ちにみに僕は医療従事者です。)

他の兄弟は母が倒れて数年で嫌気がさしたのか音信不通となり、最後に定期的に実家を訪問していたのは僕だけでした。なぜ僕は訪問を続けたかというと、娘を何度か実家に連れていってあげたことがあり、親を放置することは娘の心に傷をつけるのでは?という思いがあったからです。

在宅での父の介護も最後は破綻しており、虐待まがいの暴言が母に浴びせられることもありました。しかし問題は、父が周囲の意見を全く聞かないということです。実際、ケアマネジャー、ヘルパーも実家の状況を懸念に思っていたようです。

しかし、外部の人間に介入できるレベルの問題では無くなっていました。

結局「息子さんから説得してもらわないと・・・」となり、僕が問題解決へのアクションを取り始めたのは公衆電話からの父の留守番メッセージで、父の癌が急速に悪化した状態の時でした。(この状態でも人の意見を聞かず、混乱し、僕にも暴言を吐くことがありました。認知症初期症状とも考えられました。)

正直、仕事をしながら休日に実家に足を運び、頑固な父を説得する・・・。うんざりする問題であり、考えると気が狂いそうなほど問題は山積みで、僕自身手がつけられない状態でした。

「では、僕がとるべきだった考え得るベストな解決策はというと」

かなり早い段階で専門家(弁護士・司法書士)に相談し、負の遺産問題の内容を把握し、今後どのように問題を解決していけば良いか理解し、ロードマップを作れていれば良かったと思います。

父が亡くなる前の僕と同じような状況の方。

高齢、遠方に住んでいる親をお持ちの方。

そんな方々に少しでも救いとなり、お役にたてた記事であれば幸いです。

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くまんこ
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ゆるラン 幸手権現堂堤の四季の花々 美味しい食べ物 ひなびた秘湯温泉めぐりを中心としたブログサイトを運営中です。はなれて暮らしている高校生の娘がいます。 ぽてさん(ひぐまのぬいぐるみ)がマスコットキャラクターになってくれています。今年の2月末にコロンちゃん(亡くなった両親から引き取った老犬です) が天国にいきました。今は奥様と二人暮らしです。記事作成等お仕事のご依頼お待ちしています。