関東圏内で秘湯に浸かりたい!
ひっそりたたずむ温泉に一人でぼーっとしたい!
硫黄の香りの温泉が好き!
かけ流しの温泉でないと満足できない!
共同浴場めぐりが好き!
小銭で入れる良質な温泉ってないかな・・・?
こんな方、奥那須塩原共同浴場・中の湯がおすすめですよ。
リピータの僕がおすすめポイントをレポートします!
⒈奥塩原温泉共同浴場・中の湯とは?
奥那須塩原共同浴場・中の湯は那須塩原のさらに奥地の山奥、新湯温泉の共同浴場の一つです。
奥塩原共同浴場は寺の湯・中の湯・むじなの湯と三つあります。
中の湯は源泉のすぐ横に立地している共同浴場です。そのためとてもフレッシュな温泉となっています。
昔は温泉神社近くにも共同浴場「上の湯」があったそうです。
また中の湯は他の二つの共同浴場に比べ、湯量が豊富とのことです。(湯荘白樺さんの情報より)
新湯温泉の共同浴場はむじなの湯・寺の湯(寺の湯は混浴です。)が有名であり、中の湯は知名度は低いようです。
このため比較的空いており、貸切状態で湯浴みすることができることがおすすめするポイントです。
寺の湯は混浴であること、浴槽が小さいこともあり、いつもかなり混んでいます。
むじなの湯は湯量が少ないそうで、湯が張ってあるタイミングは運です。
僕はむじなの湯と縁がないのか、ワクワクして訪れても浴槽は空っぽ、もしくは鍵がかかっているということで入浴できていません。
寺の湯とも縁がないようでいつも芋洗い状態の浴槽をみて渋々諦めています。
このため僕のなかでは三つの共同浴場のなかで、湯浴みを楽しむ人が安心できるよう存在してくれているのが中の湯という印象です。
中の湯の浴室は天井が高く、開放感があり、差し込む日の光も多く明るく安心できます。
しん・・・としたなかで一人きりで、コンコンと注がれる新鮮な源泉と差し込む日の光に静かに癒やされる趣ある小さな共同浴場です。
すぐ横にある新湯温泉源泉と温泉神社です。中の湯は奥塩原・新湯温泉の宿と同じ泉質です。源泉に一番近い宿の湯荘白樺さんよりさらに源泉に近いことが分かります。
温泉の専門書には「温泉は鮮度が命。」とのことがよく記載されていますが、中の湯はまさに鮮度抜群の隠れたおすすめ共同浴場ですよ!
2.中の湯の料金・入浴可能時間・泉質・効能は?
入浴料金:300円
入浴可能時間:7:00~18:00
泉質:単純酸性硫黄泉(硫化水素型)
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛
湯温:79.2度
清掃日:不定
香り:濃厚な硫黄臭
むじなの湯や寺の湯と比べるとやや柔らかい泉質と湯荘白樺さんのホームページにありますが、僕的には湯温も高く、シャキッと身体が目覚める印象です。
また、硫黄の香りがかなり濃厚です!じっくり湯浴みを楽しむと、2~3日は身体からほのかに硫黄の香りがするほどですよ!
かけ流し枠から温泉がかけ流されています。木製の湯栓も趣があります。
3.脱衣所の説明
中の湯は混浴ではないので、脱衣所も男女別となっています。
大人2~3人が着替えるのがやっとという広さです。選択かごは設置してあります。
ドライヤー、シャンプー等のアメニティはありません。
かなり年季が入っている脱衣所ですので、秘湯巡りや共同浴場になれていない方は少し抵抗があるかもです・・・。
それでも、素晴らしい温泉の泉質が全てを忘れさせてくれます。
でも、今度僕が行くときは雑巾を持参します・・・・少しお掃除を手伝ったほうが皆で気持ち良く利用できますので・・・。
4.熱すぎて入れないときは?
中の湯は源泉が高温(79.2度!)の為、温泉を張った後は湯量を絞って温度を調節されています。
湯船の湯の温度を確認してから入らないと、某コントのように「熱っつ!!」
となることがありますのでご注意ください。
加水は設置されている水道をケロリンの湯涌に張り行う形です。
ケロリン・・・。絵になりますね。加水と共に源泉湯口の調整弁を開放すると新鮮な源泉がドバドバとかけ流し状態となります。
新鮮な源泉で湯船を満たしつつ加水し、自分の好みの温度でゆっくり湯浴みできます。
(他の方がいる際には確認、了承がマナーとなりますが、加水が可能であることを知らない方もいますので、教えてあげると喜ばれるかもしれません。)
5.リピーターのくまんこのマル秘情報!
では、中の湯のリピーターの僕からマル秘情報をお伝えします!(マル秘というレベルではないかもしれませんが、記事を読んで下さっている方のお役に立てれば幸いです。)
まだ残念ながらコロナ禍ということもあり、また、一人で山奥の秘湯に浸かりぼーっとしたいかたへ。
僕がこれまで通ったなかでの比較的空いている時間をお教えします。
平日は朝一番か、午前の早い時間の入浴であれば貸し切り状態で入浴できる可能性が高いです。
平日の午後もお昼の時間帯から2時くらいまでなら比較的誰も入浴していない状態が多かったです。
週末は新湯温泉の宿に宿泊したお客さんが、朝一番から共同浴場巡りを楽しみます。
また、週末の朝一番は我先にと遠方から温泉好きの方や、ライダーの方も訪れる為、貸し切りで入浴するのは難しいです。
このため週末は宿泊したお客さんや、ライダーの方等が帰られたあとのお昼時から2時くらいまでが比較的空いていることが多いです。
また、寺の湯、むじなの湯ほど知名度と人気がないようですので、秘湯の共同浴場で一人静かに湯浴みしたい方は中の湯がおすすめですよ!
(あくまでも僕の通った際の情報です、ご了承下さい。)
最後に、奥那須塩原共同浴場は三つとも清掃日が不定であるため、運悪くどの浴槽も入浴できない!ということも考えられます。
この際は中の湯のすぐとなりの湯荘白樺さんの立ち寄り湯をおすすめします。
源泉は中の湯と同じです。奥塩原新湯の四つの宿の内、最も源泉に近い立地でありフレッシュな温泉がかけ流されています。
立ち寄り湯が10:00~20:00、料金500円と利用しやすく、内湯の趣は共同浴槽と引けをとらない素晴らしさです!
貴重品も預かって下さり気持ち良く利用できますよ。ちなみに僕は湯荘白樺さんもリピーターですが、素泊まり、一人客も気持ち良く対応してくださり、料金もリーズナブル!
疲れ切った時、客室にひきこもり、ひたすら湯浴み、入眠を繰り返し癒やしてくれた宿です。こちらもおすすめです。
6.周辺の見所は?
新湯温泉の源泉とされている新湯爆裂火口跡です。
約6500万年前に活動のあった溶岩ドームである新湯富士の一角からは、今なお水蒸気とともに硫黄ガスが吹き出しています。
新湯温泉の近く、赤川渓谷の奥には塩原温泉発祥の地とされる、元湯温泉があります。
三軒の温泉宿からなるひっそりとした温泉地ですが、泉質は抜群!中の湯と同様、新鮮な濁り湯がかけ流しされています。
中でも日本にここしかないとされる奥塩原元湯・大出館の墨湯はぬる湯で心地良く長湯できますよ。
大出館は八つの温泉風呂があり、なんと立ち寄り湯客も全ての浴槽に入浴できます。
また、墨の湯を始め、混浴風呂があることも有名です。
本当の秘湯を味わいたい温泉好きな方々が多く訪れる宿です。おすすめですよ!
奥塩原元湯の温泉は新湯と比較すると柔らかく、美肌の湯としても有名です。昔は湯を煮詰め、胃腸病の薬として売っていたとのこともあり、(元湯えびすやさんです。)飲泉では僕は効果てきめんでした。
渓流の流れる音と野鳥の声しか聞こえない、山奥の秘湯地です。
次は同じく奥塩原元湯・元泉館です。
奥塩原元湯・元泉館では山奥の秘湯とは思えない大きな内湯と、すぐそばで渓流を眺めることのできる露天風呂、また宿泊者のみ入浴できる神秘的な特別の内湯があります。
洗い場も清潔でアメニティも充実しており、女性や家族連れも快適に利用できる宿と立ち寄り湯があります。
大出館、元泉館共にブログ記事ありますので是非読んでみて下さい!
両宿とも、本当におすすめの素敵な立ち寄り湯・宿泊ができますよ。
7.奥塩原共同浴場所在地
まとめ
上記の温泉手帳には日本各地の温泉地と泉質、効能等が分かりやすく説明されています。
なかなか取材されない秘湯も載っています。僕が訪ねる温泉地を調べる際、参考にさせていただいている愛読書の一つです。よろしければお手元にどうぞ。
奥那須塩原共同浴場・中の湯は新湯爆裂火口跡からの源泉に恵まれた、新鮮な温泉をかけ流している共同浴場です。
入浴料も300円とリーズナブル!
また、他の寺の湯、むじなの湯と比較し空いており、貸し切り状態での湯浴みも可能な温泉です。
濃厚な硫黄の香り。
かけ流される白濁の濁り湯。
関東圏内であり日帰りでも訪ねることのできる山奥の秘湯です。
きっと疲れた身体と心を癒やしてくれると思いますよ。
最後まで記事を読んでいただき本当にありがとうございます。
これからも本当に皆様のお役に立てる記事となるよう、記事を更新していきます。