奥塩原高原ホテルってにごり湯らしいけど、良い温泉なのかな・・・?
口コミだと湯船が狭いってコメントがあったけど・・・実際はどうなの?
温泉が熱くて加水したって口コミにあったけど、そんなに熱いの?
こんな疑問に答えます!(口コミに関しては楽天トラベル・じゃらん・ゆこゆこの情報を調査しました)
この記事を読めば
- 奥塩原高原ホテルの温泉は、にごり湯がかけ流された本物の温泉であること。
- 内湯は確かに小さめだが、露天風呂もありそこまで気にはならないこと。
- 内湯の温度は高め。露天風呂は冬期ぬるめとなるが、湯量を調節し湯船の温度を上げれば良いこと。
- 奥塩原高原ホテル おすすめの理由は四季の景色を楽しめる露天風呂にあり。雪見風呂は時間が経つのを忘れるすばらしさであること。
が分かります。
筆者は奥塩原新湯温泉郷の大ファンで、4軒の宿すべてに入湯しています。
そのなかで奥塩原高原ホテルの立ち寄り湯は5回以上通っているリピーターです。
筆者の実際の体験、感想から奥塩原高原ホテルの温泉を説明、また新湯温泉の他の3軒と比較、評価し疑問にお答えしていきます。
奥塩原高原ホテル 入浴レビュー
奥塩原高原ホテルは新湯温泉郷の4つの宿のひとつ。
4軒の宿のうち、露天風呂からの景観がもっともすばらしいホテルです。
秋の紅葉、冬期の雪見風呂は特におすすめ。
泉質
クリーム色の酸性硫黄泉 (奥塩原高原ホテルパンフレットより引用)
泉温
72℃ (奥塩原高原ホテルパンフレットより引用)
効能
神経痛【リウマチ性疾患】・皮膚病【慢性湿疹、しもやけ】・糖尿病・高血圧症・動脈硬化症・運動障害・創傷 (奥塩原高原ホテルパンフレットより引用)
温泉の評価・他の3軒との比較
露天風呂からの景観は4軒のなかで最高! 温泉の鮮度は立地上4番目。
理由として
- 新湯温泉のうち、露天風呂の景観がすばらしいのは渓雲閣と奥塩原高原ホテル。
- 渓雲閣の露天風呂の景観も捨てがたいが、奥塩原高原ホテルの露天風呂の開放感、新緑・紅葉・雪見風呂の見応えは新湯温泉郷で一番といえる。
- 温泉の鮮度に関しては、源泉は新湯爆裂火口跡となっているため、はなれた場所に立地していることによると考える。
以上が筆者の奥塩原高原ホテルの温泉の評価と、他の3宿との比較です。(あくまでも筆者の見解です。)
奥塩原高原ホテルの温泉は冬期を迎えるこの時期、紅葉や雪見風呂を楽しみたいかたには最高です。
また、貸し切り露天風呂も用意されており、家族やパートナーと気兼ねなく湯浴みを楽しみたいかたにもおすすめ。
(貸し切り露天風呂を立ち寄り湯で開放しているのは奥塩原高原ホテルのみとなっています。)
奥塩原高原ホテル 内湯と露天の湯船の大きさ
内湯の大きさについて
奥塩原高原ホテルの内湯は大人が4人ほど入れる大きさとなっています。
大きさとしては広々としているとはいえませんが、新湯温泉郷には4軒の宿と3カ所の共同浴場があるため、湯治客は分散します。
そのため、混み合うといったことは筆者はほぼ遭遇したことはありません。
ただ、口コミサイト(楽天トラベル・じゃらん・ゆこゆこ)によると
「20の客室を設けているホテルにしては手狭な浴槽である」とのコメントがありました。
たしかにそう考えると手狭ではあります。
筆者がおすすめする対策としては、立ち寄り湯であるなら昼時を狙って利用する。
(他の湯治客が昼食をとっている時間にゆっくり湯浴みする)
宿泊であるなら早めのチェックインや、他の湯治客の夕食時間での湯浴み。
または夜遅めの入浴など、タイミングをずらして入浴することをおすすめします。
露天風呂の大きさ
露天風呂は内湯と比べるとやや大きい湯船です。
大人6人ほどは入れるのではないでしょうか。
奥塩原高原ホテルの立ち寄り湯のリピーターのかたは、内湯、露天共に大人数には対応していないことを知っています。
ですので内湯に他の湯治客が湯浴みしていれば露天風呂へ。
その逆もしかり、といったように譲り合い湯浴みを楽しんでいます。
宿泊時も同様に内湯、露天風呂を譲りあって湯浴みすると考えれば、そこまで心配しなくとも問題はないと思います。
実際「湯船が狭い」といった口コミは最近では1件のみでした。
譲り合い湯浴みすれば、広々と露天風呂では湯浴みできますよ。
内湯・露天風呂の広さの評価と他の3軒との比較
内湯の大きさは4番目。露天風呂の大きさは1番。
理由として
- 新湯温泉郷4軒のうち、内湯が最も大きいには渓雲閣。次に下藤屋、湯荘白樺と続き奥塩原高原ホテルは4番目。
- やはり内湯の手狭さは否めない。(筆者は実際に4軒の内湯に入湯しています)
- 露天風呂の大きさは4軒中1番の大きさ。まずまずの大きさではないかと。
以上が筆者の内湯、露天風呂の大きさの評価と他の3軒との比較です。
新湯温泉郷は、ひとつの源泉を4軒の宿で分け合っていること。(湯量は十分なので半分は破棄しているそうです)
また、山奥の秘境、ひなびた秘湯であることが魅力であり、大きすぎる湯船は必要とされていないのでしょう。
奥塩原高原ホテル 温泉の温度管理
源泉かけ流しでの温泉の温度管理について
新湯温泉郷の源泉は新湯爆裂火口跡より湧出しており、80℃近い高温。
この源泉を加水せず、外気温などに応じ湯量を調節し入浴に適した温度とする。
各宿の湯守の腕の見せ所ですね。
口コミにあった、「熱すぎたので加水して入浴した」といったコメント。
これは、源泉掛け流しの本物の温泉を扱う温泉地では良く聞く話です。
特に奥塩原高原ホテルは内湯、露天風呂、貸し切り露天風呂が4つと管理する湯船が多く、温度管理が難しいのかもしれません。
しかし、加水用の水道があるため、熱すぎたら加水して湯浴みする、といったことを理解していれば問題ないと考えます。
加水する際は、他の湯浴み客に了承を得て行った方が良いでしょう。(新湯温泉郷は熱めの湯を好むかたが多いです)
筆者の体験では奥塩原高原ホテルの温泉の温度は、内湯はやや高温であることが多く、
露天風呂は比較的適温、外気温が下がる冬期となるとややぬるめの場合があります。
内湯は源泉投入量を調節出来ませんが、露天風呂は調節弁があるので、冬期は源泉投入量を増やし湯温をあげたことがあります。
奥塩原高原ホテル 温泉の温度管理の評価と他の3軒との比較
温度管理に関し、内湯に関しては4番目。露天風呂に関しては、温度管理が難しいのは渓雲閣も同様。
理由として
- 内湯の温度がやや不安定であることは否めない。源泉から最もはなれていることも要因であると考える。
- 露天風呂は外気温の影響をうけるため渓雲閣、湯荘白樺でも同様で温度管理が難しい。調整弁での調整が行えるため、湯量を調節する対応を。
以上が筆者の温度管理に関する内湯、露天風呂の評価と他の3軒との比較です。
内湯に関しては改善されることを願いますが、そこまで気になるレベルではないことも確かです。
「内湯が熱い」といった口コミも一件のみでしたが、冬期を迎えるにあたり、快適に湯浴みできる安定した温度としていただきたいですね。
露天風呂に関しては、この記事が温度調節のお役にたてれば幸いです。
奥塩原高原ホテル おすすめの理由
新湯温泉郷の4軒の宿はそれぞれ個性があります。
奥塩原高原ホテルの個性としては、ひなびた新湯温泉郷のなかで唯一モダンな宿という点がまずあります。
洋風ホテルの作りで、お子様連れから年配のかたまで幅広く受け入れてくれるホテルです。
浴場もログ風の作りとなっており、山小屋にきたようなワクワク感を味わえます。
ホテルというだけあり、ひなびた温泉郷であるなか洗い場も整っているので、女性にはうれしいのでは。
食事に関しては和牛ステーキが好評。
洋風のホテルで本物のにごり湯で湯浴みし、ステーキも楽しみたいといったかたにはピッタリな宿ではないでしょうか?
ちなみに、本記事のため奥塩原高原ホテルへの大手3社の口コミを調査しましたが、接客、食事共に高評価でした。
筆者的には、支配人の紳士的な接客に山奥の秘湯であることを一瞬忘れそうになりました。
とてもすばらしい接客をされる方です。
奥塩原高原ホテルをおすすめする一番の理由はやはり露天風呂です。
四季の景色を楽しめ、貸し切り露天も用意されています。
筆者は新湯温泉のようなひなびた秘湯では内湯を好むのですが、奥塩原高原ホテルでは露天風呂に直行してしまいます。
奥塩原高原ホテルの露天風呂、是非一度湯浴みと四季の景色を楽しんでみてはいかかでしょうか。
筆者は、奥塩原の山奥にしんしんと静かに降る、雪のなかの露天風呂が忘れられません。
栃木県那須塩原市湯本塩原113-4 [地図]
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奥塩原高原ホテル利用時に、よろしければ上記のリンクからどうぞ。
まとめ
- 奥塩原高原ホテルの温泉は、にごり湯がかけ流された本物の温泉。
- 内湯は確かに小さめだが、露天風呂もありそこまで気にはならない。
- 内湯の温度は高め。露天風呂は冬期ぬるめとなるが、湯量を調節し湯船の温度を上げれば良い。
- 奥塩原高原ホテル おすすめの理由は四季の景色を楽しめる露天風呂にあり。雪見風呂は時間が経つのを忘れるすばらしさ。
奥塩原温泉郷は記事の新湯温泉郷と元湯温泉郷の2つがあります。どちらも硫黄の香りも楽しめるにごり湯です。
冬を迎え温泉が恋しい季節・・・。
ひなびた山奥の秘湯でこころも身体も癒やしてはいかかでしょうか。
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最後まで記事を読んでくださり本当にありがとうございます。皆様のすてきな旅のお役にたてる記事となっていれば幸いです。では、また次の秘湯、秘境でお待ちしています。